スターレインボーの歴史と活動

 設立の経緯
2016年1月26日、スターレインボーは高橋ななみが代表となり設立されました。本部は愛知県岩倉市にあり、岩倉から始まった活動は次第に地域へ広がっていきました。設立のきっかけは、地域のLGBTQ+コミュニティの友人から受けた相談であり、高橋ななみは地域全体の結束と相互理解を目指して団体を立ち上げました。高橋ななみ自身もMTFレズビアンの当事者であり、その経験を基に活動を進めています。

初期メンバー
スターレインボーの設立当初のメンバーは5人でしたが、代表の高橋ななみを除く4人は時間の経過とともに団体を去りました。しかし、新しいメンバーが加わり、現在も活発に活動を続けています。

活動範囲
スターレインボーは、愛知県岩倉市から活動を開始し、次の地域へと活動を広げてきました:
- 犬山市
- 一宮市
- 小牧市
- 大口町
- 北名古屋市
- 江南市
- 稲沢市

これらの活動をここまで大きくするのには数年かかりました。

 活動内容と実績
1. 公共施設での研修室を利用したLGBTの勉強会とメンバーの交流会
   - スターレインボーはまず、公共施設の研修室を借りてLGBTの勉強会を開催しました。
 これにより、地域の住民がLGBTQ+について理解を深め、共感を得ることができたのです。
   - 勉強会の前にはメンバー同士の交流会を行い、団結を深めました。また、カミングアウト公演会も
 開催し、実際にカミングアウトした人々が自らの経験を語り、勇気を持って前進する姿を示した
   のです。

2. にじいろminiフェスの企画と運営
   - 愛知県側で「にじいろminiフェス」という大きなイベントを企画し、運営しました
     このフェスでは、ワークショップやマルシェ、舞台での踊りや演奏など、多彩なプログラムが
    行われ、多くの人々が参加して楽しみました。
   - 特に、日本一のジャズグループの高校生たちによる演奏が加わり、イベントが一層華やかになり
    ました。この演奏は地域の人々にとって大変貴重な体験となり、感動を呼びました。

3 雛祭りとたなばたのぬり絵展示
   - 雛祭りとたなばたの季節には、地域の子どもたちや住民が参加するぬり絵展示を行い、300枚を
     超える作品が集まりました。これにより、多くの住民が参加し、地域の結束が強まりました。
   - ぬり絵展示には「LGBTも個性、ぬり絵も個性」というサブタイトルをつけ、個性を尊重する姿勢
     を表現しました。さらに、展示と表彰式を行い、参加者たちの努力と創造性を称えました。

4. 各市町のお祭りイベントへの参加
   - スターレインボーは各市町のお祭りイベントにも積極的に参加してきました。これにより、
     地域の人々と直接触れ合い、活動を広く知ってもらうことができました。
   - お祭りイベントでは、スターレインボーのブースを設置し、活動内容やLGBTQ+に関する情報を
     提供しました。また、ワークショップやパフォーマンスを行い、参加者に楽しんでもらう機会を
     提供しました。

5. SDGs11「だれもが住み続けられるまちづくり」の推進
   - スターレインボーは、SDGs11の目標に基づくまちづくりを中心に活動を進めました。
   公園の清掃や地域イベントの企画・運営、異なる文化や背景を持つ人々が交流するプログラム
     など、多様な取り組みを実施しました。
   - 住民同士の意見交換会を開き、まちづくりに関するアイディアを集め、実行に移しました。

6. たなばた短冊展示
   - たなばたの季節には、住民が公共交通機関への願いを書いた短冊をショッピングモールのフードコートの壁に展示しました。これにより、住民の声を集め、公共交通機関の改善や充実を目指しました。

7. 未来の街 絵画作品展示
   - 地域の子どもたちや住民が「未来の街」というテーマで描いた絵画作品を展示しました。
     これにより、住民同士が未来のまちづくりについて考え、共有する機会を提供しました。



メディアとの協力
スターレインボーは、ケーブルテレビ局にも協力をいただき、活動やイベントの様子を放送してもらいました。これにより、地域の人々に広く認知され、活動の理解と支援がさらに広がりました。

鈴鹿支部の設立
愛知県側でのぬり絵展示が一段落したのち、2020年2月3日に鈴鹿支部が設立されました。これを機に、スターレインボーは鈴鹿市を中心とした活動へと移行していきました。

鈴鹿市での活動内容
1. 雛祭りのぬり絵展示
   - 鈴鹿支部での最初のイベントとして、雛祭りのぬり絵展示を行いました。地域の子どもたちや
     住民が参加し、多くの個性的な作品が集まりました。

2. たなばたのぬり絵展示
   - たなばたの季節には、鈴鹿支部でもぬり絵展示を行い、住民たちが楽しみながら参加しました。

3. 戦国時代の武将たちのぬり絵展示
   - 鈴鹿支部では、戦国時代の武将たちをテーマにしたぬり絵展示も行いました。歴史に触れながら
     創造力を発揮する機会となりました。

4. 江戸の街のぬり絵展示
   - 江戸時代の街並みをテーマにしたぬり絵展示も開催し、住民たちが江戸の文化に親しむ機会を
     提供しました。

5. たなばた短冊展示
   - たなばたの季節には、住民が公共交通機関への願いを書いた短冊を展示しました。これにより、
  地域の公共交通機関の改善や充実を目指したのです。

6. 未来のバスのぬり絵展示
   - 鈴鹿支部では、未来のバスをテーマにしたぬり絵展示も行い、住民たちが想像力を発揮して未来の
  公共交通のビジョンを描く機会を提供したのです。

『以下 令和7年鈴鹿市内での活動』
7. ポストイットを使った街の魅力共有
   令和7年の最初のイベントとして、ポストイットを使った街の魅力共有活動を開催中です。
 住民同士が街の魅力について意見を交わし合い、前向きで建設的な意見を集めることで、
 地域の連帯感が強まります。

 また、批判的な言葉を使わないルールを設けることで、ポジティブな環境を保ちます。

8. 合同パネル展
  他の地域団体との合同パネル展を令和7年7月に開催予定です。これにより、地域全体での交流を
  促進することを目指しています。

9.未来のタクシーぬり絵展示会

今年の夏休み期間中に、小学生の子供たちと福祉施設に通所されているお年寄りさんたちからぬり絵の協力を得て、「未来のタクシーぬり絵展示会」を10月に開催予定です。