過去の経験が教えてくれたもの
私は1967年生まれで、小さい頃から特別な体験をしてきました。幼少期、名古屋赤十字病院の小児内科で、定期的に脳波の検査を受け、粉薬を飲まされていました。しかし、その理由を親から明確に説明されることはなく、「みんながしている」とごまかされていました。この状況に、不安や戸惑いを抱きながら過ごしていた記憶が鮮明に残っています。
さらに、小学2年の頃、短期間ではありますが、現在でいう特別支援級(当時の「特殊学級」)に在籍する経験もしました。その背景には、おそらくトランスジェンダーである私自身や、当時検査を受けていたてんかんの可能性が影響していたのではないかと、今振り返って感じています。
また、幼稚園のお弁当には、毎日のように貝と竹輪、人参の煮物が入っていました。当時の私にとって、それは単調で嫌なものでしたが、振り返れば親が何らかの意図で栄養や健康を考えて準備してくれていたのかもしれません。しかしながら、それが特に「男性性」を強調するためであったことを考えると、やはり複雑な思いが込み上げます。
私の両親は既に他界し、直接これらの出来事について尋ねることは叶いません。しかし、その経験と思いは今も私の中に残り続けています。
現在、私は「高橋ななみ」として生活しており、自分の性をトランスジェンダーとして認識しています。そして、自分の体の一部を女性らしく整え、自分らしい生活を送る中で、居心地の良さを実感しています。過去の経験が私の人生の一部であり、今の私を形成していることを改めて受け止めています。
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