「輝虹会スターレインボー」という名前には、 多様な人がそれぞれの色を持って輝けるように──という願いを込めています。 決してLGBTに限定した団体ではなく、誰もが安心して関われる市民活動の場を目指しています。 誤解されることもありますが、それでもこの名前を選んだのは、希望の象徴だからです。
「魂の記憶に触れた午後」—横浜・海の見える公園にて
「魂の記憶に触れた午後」—横浜・海の見える公園にて
観光船がゆっくりと港を離れていく午後。
横浜の「海の見える公園」で、私は静かな時間を過ごしていた。潮風が頬を撫で、ベイブリッジの向こうに広がる空は、どこまでも澄んでいた。
船乗り場の隣、ふと視線を落としたその場所に、ひっそりと佇むカブトガニの姿があった。
この地には本来いないはずのその存在が、なぜかとても自然に感じられた。まるで「ここにいる理由がある」と語りかけてくるように。
その瞬間、胸の奥に静かな波が広がった。
カブトガニは、何億年も姿を変えずに生きてきた存在。スピリチュアルな世界では、彼らは「時間の守り人」とも呼ばれ、魂の深層や過去性の記憶とつながる象徴とされている。
私は思った——もしかして、私の魂はかつてこの海辺で生きていたのではないか。
干潟の静けさの中で、潮の満ち引きに耳を澄ませ、月の光に祈りを捧げていた、そんな遠い記憶が、今の私にそっと語りかけてくる。
カブトガニの硬い甲羅は、内なる強さと自己防衛の象徴。
その静かな佇まいは、潜在意識との対話を促す存在でもある。
スピリチュアルな視点から見れば、彼らとの出会いは「魂の原点に立ち返るサイン」なのかもしれない。
観光船「マリーンルージュ」と「マリーンシャトル」が海へと滑り出すその風景は、まるで時の舟。
過去と未来を運ぶように、静かに、確かに。
カブトガニに出会ったあの日、私は「今」という瞬間に包まれていた。
それは、魂の記憶に触れた午後。
そして、私の中の何かが、静かに目を覚ました。


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