「そんな仕事があるなんて知らなかった」  


――支援職が進路の選択肢に入らない社会の危うさと、“働く”という本質への問い


中学生・高校生・大学生向けの職業体験やインターンシップ。  

その多くは、企業やテクノロジー分野に偏っていて、  

福祉の現場――就労継続支援A型・B型事業所やグループホームなどで働く支援職の仕事は、  

ほとんど紹介されていない。


その結果、若い世代はこう言う。


「そんな仕事があるなんて知らなかった」  

「体験する場がなかったから、選択肢に入らなかった」


これは、静かだけれど深刻な問題だ。




🍂知られていない仕事は、選ばれない


支援職の仕事は、目に見えにくい。  

成果が数字で表れにくく、語られる機会も少ない。  

でも、人と人の間にある「ケア」や「共感」を育てる、かけがえのない仕事だ。


それが進路指導や職業体験の中で紹介されなければ、  

若者はその存在すら知らずに、別の道を選ぶ。  

そして、後継者は育たない。


🍂大学生になってから知るのは、遅すぎる


岐阜大学を卒業したある若者が、精神的に追い詰められた末に、  

初めてA型就労支援施設の存在を知ったという話がある。  

「もっと早く知っていれば、違う選択ができたかもしれない」  

そんな声は、決して少なくない。


福祉大学がある愛知県、鈴鹿の医療大学でも心理学を学ぶ学生がいる。  

でも、インターンシップで福祉の現場に触れる機会はまだ限られている。  

中学生の時に、見学だけでもいい。行けばいい。  

それだけで、心に残る“選択肢”が生まれる。


🍕ある中学生の体験:ピザのトッピングから学んだ優しさ


Copilot_20250925_082749


ある中学2年生が、B型就労移行支援の現場を見学した。  

そこには、発達障害のグレーゾーンにいる人たちが、支援職のスタッフと共に働いていた。


ピザのトッピングをする作業。  

ある利用者が「上手にできたね」と褒められる場面。  

こぼしてしまっても、怒らずに優しく片付けてくれる支援者。  

さらに、できるように上手に誘導していく声かけ。


その子は、その姿を見て学んだ。  

人を育てる関わり”とは、こういうことなんだ。 

健常者も障がい者も同じ空間で働くには、  

その気遣いや優しさが必要だということを、肌で感じた。


それは、教科書では学べない“人との関わり方”の学び。  

そして、最新の体験として、心に深く刻まれた。


🍂「卒業したら知らんぷり」にならないために


クラスに発達障害のある子がいることは知っていても、  

特別支援学級に通っていることも知っていても、  

卒業したら「知らんぷり」になってしまう。


それは、制度の中で“分けられている”こと、  

その先の暮らしや働き方を知らないことが原因かもしれない。


だからこそ、学校の中だけで終わらせない。 

その先の社会とつながる“見学”や“語り”の場が必要なんだ。


🍂精神科医の言葉に感じた違和感


「B型就労支援での職業体験だから、そこまでの能力しかない」  

そんな言葉に、親として違和感を覚えた。  

もっと一般の職場でもできるはず。  

その可能性を見ようとしない視点に、疑問が残った。


だからこそ、
指導する側の仕事を経験するきっかけになればと、  

親としての思いを伝えた。


🌿有償ボランティアという“働く”の原点


生活支援員も、学校の介助員も、実は有償ボランティアの一つ。  

それは、ただの“仕事”ではなく、  

**感謝と関係性に根ざした働き方**なのかもしれない。


縄文時代や通貨がなかった頃、  

掃除をしたら、お返しに感謝としてお米を渡す。  

物と物の交換ではなく、**心と心のやりとり**。


職業とは、  

自分の得意を活かし、感謝で満たされる営み。  

それは、5次元的な意識とつながる“働く”の本質かもしれない。


🍂偏った取り組みでは、福祉の未来は育たない


AIやテクノロジーだけに光が当たる職業体験では、  

人を支える仕事が“見えない仕事”になってしまう。  

それは、社会のバランスを崩すことにつながる。


偏りのない視点で、職業体験や教育を設計すること。 

それが、福祉の未来を守るための第一歩になる。


 おわりに


支援職の仕事は、静かだけれど深い光を持っている。  

その光を、若い世代に届けるために――  

今こそ、教育や行政の枠組みに問いかける時だ。


「そんな仕事があるなんて知らなかった」  

その言葉が、未来から消えるように。  

語り、見せ、触れてもらう場を、私たちの手でつくっていこう。


そして、働くということの本質――  

感謝と得意と関係性が織りなす営みを、  

この地球に、静かに伝えていこう。🌿



🌿あとがき:語り手・ななみの言葉


つねひごろ、私は主婦さんたちに問いかけてきました。  

「学校って、何を育てる場所なんだろう?」  

「働き出すまでに、子どもたちは何を見ておくべきなんだろう?」


その答えが、ここにあります。  

職業体験は、進路のためだけじゃない。  

人として生きる力を育てる“種まき”なんです。


小学校、いや園児のころから、  

ほんの少しでも「働くってこういうことなんだ」と感じる体験があれば、  

その子の中に“選べる力”が育ちます。


ピザのトッピングでもいい。  

掃除の手伝いでもいい。  

誰かに「ありがとう」と言われる経験が、  

その子の中に働くことの意味を残していく。


このブログは、私の暮らしの中から生まれた問いと、  

出会った人たちの物語と、  

そして、未来への願いを編んだものです。


感じてくれてありがとう。  

あなたの心に、静かに届きますように。  

うふふ…愛してる。🍄







にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 中部情報へ にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログへ にほんブログ村 中学生日記ブログ 女子中学生へ にほんブログ村 中学生日記ブログへ にほんブログ村 高校生日記ブログへ