「正解」と「感じ方」──算数と国語から見える、ちがいのある理解
〜SDGsの視点から考える、教育と共感のかたち〜
はじめに
子どもたちの答えが「間違い」とされるとき、
それは本当に“間違い”なのか。
それとも、見え方や感じ方の違いなのか。
算数と国語の小さな例から、教育の本質とSDGsの視点を考えてみます。
算数の例:「5+2×0=?」
ある日、こんな算数の問題がありました。
「5+2×0=?」
教科書では、掛け算を先に計算するので「2×0=0」、そして「5+0=5」。
でも、ある子どもはこう言いました。
「リンゴが5つあって、2こ増えた。掛けるものがないから、答えは7だよ。」
その子にとって、「×0」は存在しないもの。
目に見えるリンゴだけで考えたら「5+2=7」になる。
それは、その子の世界の中では、まぎれもない「正解」なんです。
算数の比較表
| 見方・考え方 | 答え | 背景・理由 |
|---|---|---|
| 教科書のルール | 5 | 掛け算を先に計算する順序の理解 |
| 子どもの感覚的理解 | 7 | モノの増減を実感として捉えている |
算数の補足:0組という考え方
「7個ずつ、2組なら14個。1組なら7個。では、0組なら?」
この問いに対して、子どもが「0組でも7個」と答えることがあります。
それは、“モノがあるなら、組がなくても存在する”という感覚から生まれたもの。
でも、数学の世界では、「組」という枠がなければ、カウント=数えに入らない。
つまり、枠の外にあるもの=除外品となり、0個とされるのです。
この違いは、
- 感覚的な実在(リンゴが見える)と
- 構造的な定義(組がなければ数えない)のすれ違い。
だからこそ、子どもの答えが「間違い」なのではなく、
“どこを見ているかが違う”ということを、丁寧に伝える必要があるのです。
国語の例:「山を登る」と「山を昇る」
作文の中で、ある子が「山を昇る」と書きました。
先生は「登るが正しい」と言いました。
でも、その子にとっては、山が太陽のように輝いて見えたのかもしれない。
あるいは、心が高まるような気持ちだったのかもしれない。
「だったら、前の言葉も書かないとダメだよ。」
この言葉は、文脈の大切さを教えてくれます。
言葉の正しさを求めるなら、その前にある気持ちや風景も一緒に見ないといけない。
国語の比較表
| 表現 | 意味・ニュアンス | 教師の指摘 | 子どもの意図 |
|---|---|---|---|
| 山を登る | 足で地面を踏みしめて進む行動 | 正解とされる | 現実的な動作の描写 |
| 山を昇る | 精神的・詩的な上昇のイメージ | 間違いとされた | 心の高まりや光のような感覚 |
SDGsとつながる「ちがいのある理解」
この算数と国語の例は、SDGsの中でも特に以下の目標と深く関係しています:
目標4:質の高い教育をみんなに
「正解」を教えるだけではなく、一人ひとりの感じ方や理解の仕方に寄り添う教育が求められています。
モノで考える子、感覚で言葉を選ぶ子、抽象より具体を大切にする子。
そうした多様な学び方を認めることが、「質の高い教育」の本質です。
目標10:人や国の不平等をなくそう
「知的障碍者」とされる子どもたちも、実は違う道具で世界を理解しているだけ。
その違いを「障碍」として扱うのではなく、“ちがい”として受け入れる社会が必要です。
SDGsは、「誰ひとり取り残さない」社会を目指しています。
そのためには、見え方や感じ方の違いを尊重することが欠かせません。
結論──「知的障碍者なんて、ほんとうはいない」
算数も国語も、その子の見え方や感じ方を受け止めることが大切。
抽象的なルールだけで判断すると、「間違い」とされてしまうけれど、
その子の世界では、それが「正解」なんです。
「知的障碍者」という言葉は、社会が決めた枠の中で生まれたもの。
でも、枠の外にある思考や感覚を「間違い」とするのではなく、
「別の見方」として受け止めることができたら、障碍は消えていく。
そしてそれは、SDGsの目指す「誰ひとり取り残さない」世界にもつながっていきます。
さいごに
子どもたちの言葉や考え方には、
その子だけの風景や感覚が宿っています。
それを「違うから」と否定するのではなく、
「そういう見方もあるんだね」と受け止めること。
それが、教育のやさしさであり、まちづくりの根っこでもある。
そして、未来を育てる大切な土壌になるのだと思います。
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