📝「NPOにすれば自由。でも、自由だけでは守れないものがある。」
「NPOにしてしまうと、勝手に活動できてしまう」
そんな言葉を、ある人がぽつりとこぼした。たしかに、NPO法人になると、法的な枠組みの中で活動の自由度が増す。
でもその自由が、地域の声を聞かずに突っ走ることを正当化してしまうなら?それって、本当に「市民のための団体」と言えるのだろうか。
でも、こうも思う。
「じゃあ、何の枠組みもなければ、みんなバラバラに動いてしまうよね」
そう。制度がなければ、共通のルールも責任もなくなる。
それぞれが善意で動いていても、連携が取れなければ、まちはまとまらない。そこで、こんな「もし」の話をした。
もし、鈴鹿市に大規模な火災や震災、水害が起きたら?
そのとき、バラバラな団体が、それぞれの判断で動いていたら──
- 同じ場所に支援が集中して、他が手薄になる
- 誰が何をしているのか分からず、混乱が起きる
- 情報が錯綜し、必要な人に届かない
- 「うちはうちでやってます」と、連携が断たれる
結果として、市民の命や暮らしが守られない。
そんな「もし」は、ただの空想じゃない。
現実に備えるための、まちへの問いかけだ。
じゃあ、どうすればいいのか。
私たちがたどり着いたのは、こんな答えだった。
「自由な活動」と「つながる仕組み」を、両立させること。
- 普段から顔の見える関係をつくる
- 情報共有のルールを話し合っておく
- 「いざというときは協力する」文化を育てる
- 行政と市民団体が、信頼の橋をかけておく
それは、制度や肩書きではなく、日々の対話と信頼の積み重ねでしか生まれない。
最後に、こんな言葉がこぼれた。
「こんなこと、二度とないように願ってる。
市民のための団体のための社協や連絡協議会であってほしい」その言葉に、私は深くうなずいた。
これは、誰かを責めるための文章ではない。
ただ、まちの未来を守るために、今、考えておきたいことを言葉にした記録だ。どうか、鈴鹿市の関係者の皆さんにも届きますように。
“つながる準備”は、今からでも遅くない。
そして、こんなことが二度と起きないように──
その願いを込めて。
【イラスト説明】
「自由に動ける」ことと、「バラバラに進む」ことは、同じじゃない。 NPOという“器”を持っていても、まちの地図を共有していなければ、つながりは生まれない。 それぞれが違う方向を向いている今、もう一度問い直したい。 “自由”って、なんだろう?
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